あらゆる分野で急激にグローバル化が進み、医療も一国内では完結しない時代を迎えました。
我が国の経済政策、医療政策、外交政策にと っても、長期的に視点に立った戦略が求められています。
他方、国からの補助金に依存するという構図が限界を迎えた今、医療分野においても官ではない「民」が担う新たな
「公共」の概念の創出 が求められています。この新しい「公共」の場の可能性として、今回は成田医療ハブ構想を考
えたいと思います。
「空港」をキーワードに、成田地域の医療・経済・社会、地方と国、国家間の関係などをめぐって、各界の気鋭の論
者による自由な頭の体操を行います。
第三回シンポジウム コーディネーター 増山茂(医療構想千葉:了徳寺大学)
1)メディカルツーリズムと日本の医療経済システムの将来
藤本康二(経産省商務情報政策局サービス産業課課長)
2)観光庁とインバウンド医療観光
大髙豪太(国土交通省国際観光政策課課長
3)日本においてメディカルツーリズムを可能にする方法
Dr. Ludwig Kanzler(McKinsey&Company)
4)メディカルツーリズム:Inbound? Outbound? or Interbound?
溝尾朗(東京厚生年金病院・日本旅行医学会)
5)メディカルツーリズムを支えるロジスティクス
高橋伸佳(JTBヘルスツーリズム研究所所長)
6)医療における新しい「パブリック」概念
田口空一郎(構想日本)
7)近未来の東アジア共同体と成田医療特区の可能性
木戸寛孝(医療志民の会事務局長)
8)成田空港の新しい役割と成田医療ハブ構想
小泉一成(成田市長)、竜崇正 (医療構想千葉)
9)全体討論:上記+特別発言
谷田川元(衆議院議員)
土屋了介(国立がんセンター中央病院院長)
井上肇(千葉県健康福祉部理事)
関根賢次(成田副市長),片山敏宏(成田副市長)
加藤誠(成田日赤病院長),上昌広(東大医科研特任准教授)
宇都宮高明(成田市議)、成田国際空港会社他