トピックス
「第1回どこでもMYカルテ研究会」開催速報
2010年7月29日開催
写真
「第1回どこでもMYカルテ研究会」が、2010年07月29日(木)千葉で行われました。
急な呼びかけでしたが、予想を上回る70名の方(医療関係者・IT技術者・政策担当者・自治体関係者・情報教育関係者・ジャーナリスト・患者団体など)にご参加いただき活発な論議をかわすことができました。
最終的プログラム進行は以下のとおりでした。 ここに、その開催速報を示します。
・研究会
   司会:増山 茂(医療構想千葉)
一部 話題提供
写真
1「どこでもMY病院」構想について:内閣官房IT戦略室  野口聡参事官
2 千葉大、千葉県の取り組み 千葉大医療情報部 高林克日己教授
3 なぜ「どこでもMYカルテか」 医療福祉ネットワーク千葉理事長 竜 崇正
4 患者情報をモバイルに取り込むシステム開発:ソフトバンクモバイル白石美
5 地域連携と電子カルテ 日本電気株式会社医療ソリューション事業部事業推進部長 齋藤直和
二部 全員討論 現場のニーズ、今後の課題について
追加発言
1.高野先生(千葉県がんセンター)
2.嗣江建栄(ViewSend)
3.木村優子(帝京大学)
4.原徹(千葉県医師会)
5.鈴木真(亀田総合病院)
討論
6.高橋長裕 (千葉市立青葉病院院長)
7.田口空一郎 (構想日本)
8.大林尚(日経新聞論説委員)
 メインは野口内閣官房参事官の講演でした。「どこでもMY病院」構想が、IT戦 略本部が掲げる3つの柱、「国民本位の電子行政の実現」,「地域の絆の再 生」,「新市場の創出と国際展開」を支える30の具体的取り組みのなかに組み込 まれていることがよくわかりました。しかもこの取り組みがただの絵空事ではなく短期的な工程表や達成目標を掲げている実質的な計画であることがよく判りました。
 またこの「どこでもMY病院」構想が、私たちが考え主張してきた「どこでもMY カルテ」と同じ認識の上にある、つまり、「個人が自らに対する調剤情報等を電子的に管理する仕組みを実現する」ことであることが確認できました。
 一部では、なぜ「どこでもMYカルテか」をめぐる理念的・地域的・技術的取り組みが報告されました。二部では、各医療機関としての医療電子化の取り組み、 それらを地域的に取りまとめる試み、それらを支えるIT技術上の挑戦、などさまざまな方向からの発表や意見を頂戴しました。医療のIT化は明るい面だけではない、影の面も考えるべきである、という根本的なご意見もいただきました。
 第一回目の目的は、なるべく多くのステークフォルダの意見をぶつけ合うこと、と考えておりましたが、この当初の目標はなんとか達せられたように思います。
  時間が短かすぎる、更に聞きたいというリクエストが寄せられております。別項で、「第2回どこでもMYカルテ研究会」の案内を載せておきます。こちらにもぜひご参加ください。

「第1回どこでもMYカルテ研究会」 司会:増山 茂(医療構想千葉)

「第2回どこでもMYカルテ研究会」の案内はこちら(PDF)です。