第七回どこでもMYカルテ研究会
~「医療と介護の連携は認知症にどう対応できるか、
ICTの果たす役割は」~
■日時
2013年10月26日(土)13時から
■場所
東京海上日動火災保険本社新館ビル15階 中会議室(東京駅から3分)
http://bb-building.net/tokyo/deta/521.html
第七回どこでもMYカルテ研究会を開催いたします。
2010年7月に始まったどこでもMyカルテ研究会は今回で第7回目を迎えます。
この3年間で、どこでもMYカルテは現実のものとなりました。多くの地域でその実践が始まっています。これからはいかに自治体や医師会などと効率的な運用につき共同作業がおこなえるかが問われるでしょう。
一方これらのどこでもMYカルテ実践は、医療だけではなく介護福祉をも包含するものになりつつあります。現在の介護福祉領域では認知症を避けて通ることはできません。この世界、ICT化からもっとも遠い世界と考えられています。
今回はこれらの問題を様々な方向から考えます。
■参加費
2,000円
参加希望者は、氏名・所属・連絡先を明記して以下までお申し込みください。
申し込み先 dokodemomyrecord@gmail.com
■プログラム
開会 増山 茂(どこでもMYカルテ研究会・東京医科大学渡航者医療センター)
I部 13:10-15:00医療と介護のシームレスな連携におけるICTの利活用その現状と目指す到達点 |
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医療と介護のシームレスな連携が望まれており、また国では在宅介護のさらなる実践を推進している。しかしながら現場では医療と介護のシームレスな連携におけるICTの利活用は十分とは言えない。共有すべき情報の範囲は? どのような連携チームが必要か?スムースな連携のためには何が必要か?費用の負担は? など課題は多い。このセクションでは、マイナンバー導入が決まった中、国の目指す方向を改めて確認し、各地における実践の状況、目指すべき方向について発表頂き、討論したい。 |
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1 | 13:10-13:40 |
2 | 13:40-14:20 |
3 | 14:20-14:35 |
4 | 14:35-14:50 |
医療介護ICT連携から取り残された認知症 |
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医療と介護の連携という言葉はシンプルで美しいが、ひとたび現場に入るとそこはカオスである。ここに認知症が加わるとさらに複雑性は増す。 |
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1 | 15:05-15:20 |
2 | 15:20-16:00 |
3 | 16:00-16:30 |
4 | 16:30-17:00 |
総合討論 ここまでの議論を受け、ITおよび認知症が抱える制度的課題について、演者と会場との間で問題解決型のディスカッションを行う。 |
講師紹介
I-1 姫野 信吉(医療法人八女発心会姫野病院理事長/福岡)
1953年福岡県八女郡生まれ。
1977年東京医科歯科大学医学部卒業、同年九州大学整形外科入局。日本赤十字広島病院、
九州大学医学部付属病院、福岡県立粕谷新光園を経て、
1981年福岡市立こども病院感染症センター整形外科医長。
1986年米国MayoClinic,Biomechanical Research,Research Fellow。
1987年東京女子医科大学付属リウマチ痛風センター助手89年同センター講師.
1991年姫野病院院長。1993年医療法人社団八女発心会姫野病院理事長。
2000年介護老人保健施設舞風台の開設に伴い医療法人社団八女発心会理事長、現在に至る。
『SaaS/クラウド技術で電子カルテはここまで進化する』-医療連携時代のカルテを究極の”使いやすい道具”にするために-」日経BPコンサルティング; 初版(2011/10/3)は、現場の医師の目線で、本当に必要な電子カルテを追求した結果、たどり着いた革新的な電子カルテ「Open Net Karte(オープンネットカルテ)」。その実力は、東日本大震災への医療支援活動などにおいても、実証されている。
I-2 磯 寿生(総務省 情報流通行政局 地域通信振興課 地方情報化推進室長)
1992年 郵政省入省
2007年7月 総務省情報通信政策局総合政策課統括補佐
2008年8月 岡山県警察本部 警務部長
2010年7月 総務省情報通信国際戦略局 融合戦略企画官
2011年7月 総務省情報通信国際戦略局 情報通信経済室長
2013年7月 総務省情報流通行政局 地方情報化推進室長
I-3 竜崇正(浦安ふじみクリニック)
政策シンクタンク医療構想・千葉 代表・NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉 理事長
浦安ふじみクリニック 院長・千葉県がんセンター前センター長
千葉県がん対策審議会副会長
<経歴>
1943年東京都武蔵野市吉祥寺生まれ
1968年千葉大学医学部卒業。千葉大学第二外科文部教授助手、千葉県がんセンター消化器外科主任医長、国立がんセンター東病院手術部長を歴任
1999年、千葉県立佐原病院医療局長、2000年に同病院長に就任し、医療者と患者のコミュニケーションを重視し病院体制の改革に勤め大幅な経営改善を果たした。
2005年4月千葉県がんセンター長に就任。毎日外来、毎日手術、当日治療方針の提示等の診療体制を構築し、がんとなった方を一刻も早く診る体制を確立し、大幅な経営改善をきたし、千葉県病院局の経営を安定させた。
2009年 政策シンクタンク医療構想・千葉を設立。発起人代表となる。
2010年 NPO法人医療・福祉ネットワーク千葉 理事長
2011年4月浦安ふじみクリニック院長に就任
II-1 溝尾朗(東京厚生年金病院地域連携・総合相談センター長兼内科部長)
1988年3月 千葉大学医学部卒業
千葉大学医学部付属病院、都立府中病院、東京厚生年金病院で勤務後
住友化学千葉工場産業医、安房医師会病院内科を経て
1998~2001年 シンガポール日本人会診療所
2001年~ 東京厚生年金病院内科勤務
現在、東京厚生年金病院地域連携・総合相談センター長兼内科部長
日本内科学会認定総合内科認定医・専門医、日本プライマリケア学会認定医・指導医
千葉大学非常勤講師
文京区地域医療連携推進協議会在宅医療検討部会委員
II-2 今井幸充(和光病院院長・認知症ケア学会副理事長)
医療法人社団翠会 和光病院院長
日本社会事業大学大学院 特任教授
日本認知症ケア学会副理事長
日本老年精神医学会 理事
日本老年社会科学会 理事
日本老年医学会 代議員
日本保健医療福祉連携教育学会 理事
NPO法人認知症予防サポートセンター代表
NPO法人認知症ケア教育機構代表
<略歴>
1950年 東京都生まれ
1983年 聖マリアンナ医科大学大学院修了。医学博士修得後、同大学 神経精神科助手。聖マリアンナ医科大学 講師
1986年 米国ハーバード大学 ブロクントンVAメディカルセンター研究生
1994年 米国ワシントン州立大学にて研究に従事
1996年 聖マリアンナ医科大学東横病院 精神科部長
2001年 日本社会事業大学大学院 社会福祉学研究科教授
2004年 日本社会事業大学専門職大学院マネジメント研究科教授
2006年 日本社会事業大学専門職大学院福祉マネジメント研究科科長
2012年 医療法人社団翠会 和光病院院長
II-3 尾林 和子(社会福祉法人東京聖新会理事)
社会福祉法人東京聖新会 理事
特別養護老人ホームフローラ田無 施設長
老人保健施設ハートフル田無 副施設長
1956年、東京生まれ。立正大学文学部地理学科卒、のち法政大学で史学を専攻。
東京都社会福祉総合学院にて社会福祉を学ぶ。
介護支援専門員・全国社会福祉協議会認定福祉施設士等福祉系認定資格取得後、社会福祉法人運営に携わる。
認知症介護研究・研修東京センターにて認知症介護指導者研修を修了し、認知症介護研修講師、全国社会福祉協議会「福祉職員生涯研修課程」指導者養成研修を修了し、福祉職員職務階層別研修指導者となる。
東京都認知症介護実践者研修カリキュラム検討委員。東京都福祉職員職務階層別研修をカリキュラム検討委員を務める。
内閣官房タスクフォース、保健医療福祉情報システム工業会等でも活動。
厚労省高齢者高度化事業の一環を担い各施設にて職員研修実施。他、日総研出版開催セミナー各種講師を担当。
II-4 片山 智栄(株式会社メディヴァ・医療法人社団プラタナスナースケア・ステーション所長)
<経歴>
防衛医科大学校高等看護学院卒。
防衛医科大学校消化器外科、ICU・CCU勤務、企業事業部勤務を経て医療法人社団プラタナス勤務。
経営企画室医療連携担当マネジャーとして在宅訪問診療部門の医療連携構築や仕組み作り、健診事業に従事、また訪問診療同行看護師として在宅医療の現場に従事。
2012年同社のナースケアステーションを設立し訪問看護ステーションの所長として主に在宅ホスピス緩和ケアや認知症を中心に従事している。
聖マリアンナ医科大学 神経精神科助教授
認知症介護研究研修東京センター副センター長