2011年7月7日、「第三回どこでもMYカルテ研究会」が、「災害時における医療・介護情報ネットワーク」―「東日本大震災復興へ向けて将来医療情報システムを先取りする 『どこでもMYカルテ』の実現」 をテーマに、銀座にて開催されました。
今回は、大々的な告知を行わなかったにも関わらず、立ち見も出る多くの方々にお集まりいただきました。被災地の被害状況や今後の情報システムのあり方についての社会的な関心の高さが伺われました。
研究会の一部では、3月11日に発生した東日本大震災以降、石巻、気仙沼、南三陸の被災地最前線で救援活動を行ってきた医療・介護関係者から、現場の深刻な被災状況や津波によって消失した医療情報の問題などについて報告が行われました。
二部では、シンクタンクと政府の立場から、復旧・復興計画の進捗状況や、将来を見据えた医療情報システムのあり方について発表がなされました。
三部では科学ジャーナリストの山根氏から、未来への希望である子どもたちを中心に据えた復興の可能性について興味深い報告がなされました。
プログラム(PDFはこちら)
18:00-18:10
1.モデュレータから(PDFはこちら)
増山茂(東京医科大学 どこでもMY カルテ研究会)
増山茂
(東京医科大学 どこでもMY カルテ研究会)
18:10-19:10
○現場では何が起こっていたか:
座長:田口空一郎(河北総合病院 構想日本)竜崇正(医療福祉ネットワーク千葉)
2.東日本大震災全被害の二割を占めた石巻市(PDFはこちら)
石橋悟(石巻赤十字病院救命救急センター長)
3.壊滅した気仙沼、介護施設の目から(PDFはこちら)
湖山泰成(湖山医療福祉グループ代表)
4.南三陸の状況:医療・介護情報のあり方(PDFはこちら)
西澤匡史(南三陸町医療統括本部本部責任者)
田口空一郎
(河北総合病院 構想日本)
石橋悟
(石巻赤十字病院救命救急センター長)
湖山泰成
(湖山医療福祉グループ代表)
西澤匡史
(南三陸町医療統括本部本部責任者)
特別報告:
福島県新地町医療支援(PDFはこちら)
姫野信吉(医療法人八女発心会理事長)
姫野信吉
(医療法人八女発心会理事長)
19:10-20:20
○将来を見据えた医療情報システムとは:
座長 岡本茂雄(セントケアHD 執行役員) 溝尾朗(東京厚生年金病院内科部長)
5.「宮城県震災復興計画(第1次案)と医療情報のあり方」(PDFはこちら)
名取雅彦(野村総研公共経営戦略コンサルティング部)
6.「医療情報化に関する総務省の取り組み」(PDFはこちら)
馬宮和人(総務省情報流通行政局情報流通振興課課長補佐)
7.「震災対応の観点から見た新医療IT 戦略」(PDFはこちら)
野口聡(内閣官房IT 室担当 内閣参事官)
岡本茂雄
(セントケアHD 執行役員)
溝尾朗
(東京厚生年金病院内科部長)
名取雅彦
(野村総研公共経営戦略コンサルティング部)
馬宮和人
(総務省情報流通行政局情報流通振興課課長補佐)
野口聡
(内閣官房IT 室担当 内閣参事官)
20:20-20:50
○竜崇正(医療構想千葉)
8.震災は情報空間をどう歪めたか
山根一眞(ノンフィクション作家)
山根一眞
(ノンフィクション作家)
20:50-
○総合討論:
座長 竜崇正(医療構想千葉)
竜崇正
(医療構想千葉)
平成23年7月10日